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3.グネチンCの吸収と代謝

①腸内細菌によりグネチンCへ

腸内細菌によりアグリコンへ

グネチンCやグネモノシドAを含むメリンジョエキスを摂取すると、小腸で胆汁酸と結合して吸収されて肝臓に運ばれます。肝臓にて硫酸やグルクロン酸と結合し、抱合体として体内に運ばれていくと考えられます。この時、グネチンCの配糖体であるグネモノシドAは、そのままの形では吸収されません。各成分の血中濃度を調べても、グネモノシドAおよびその抱合体は検出されないのです※1、2。その背景には、腸内細菌による加水分解が起こっていると考えられます。つまり、配糖体であるグネモノシドAは腸内細菌によって糖が外されてアグリコンへ(つまりグネチンCに)変換されているということになります。

腸内細菌による加水分解イメージ図 3.グネチンCの吸収と代謝

小腸内におけるグネモノシドAの加水分解のイメージ図

実際に当社の試験で、グネチンCだけを与えたマウス(GC群)、グネモノシドAだけを与えたマウス(GA群)において、それぞれの糞に含まれる成分をHPLCで分析したところ、GC群ではグネチンCとその代謝物のピークが見られます。そして、GA群でもグネチンCとその代謝物のピークはありましたが、グネモノシドAのピークは見られませんでした。口から摂取した成分がおしりからは出てこないということは、体内のどこかで変化した(今回の場合、糖が外れた)と考えられます。