7.抗てんかんとバングレン
②バングレンによるてんかん抑制効果

前ページの①てんかんについてで記載したとおり、てんかんとは身近な病気でありながら、その医療体制は十分ではないことが問題として挙げられています。そんな中、神経新生作用を持つバングレンをターゲット成分としたin vivo試験において、バングレンにはてんかんを抑制する効果があることが明らかになりました。
この試験では、てんかんを誘発する成分であるペンチレンテトラゾール(PTZ)をゼブラフィッシュとマウスに与えて発作を誘発させた試験モデルを使用し、バングレンを与えたところゼブラフィッシュ、マウスともにてんかん発作抑制効果を示しました。特にゼブラフィッシュを用いた試験では約70%の抑制と、強いてんかん発作抑制効果を示しました※。
※ Journal of Agricultural and Food Chemistry 68, 30, 7904–7915 (2020)
作成日:2021年8月8日