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ヘルスケア

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9.抗酸化とグネチンC

④ホメオスタシス維持効果(皮膚と真皮の厚みキープ)

肌の構成イメージ図 9.抗酸化とグネチンC

活性酸素は皮膚の老化にも影響を与えます。SOD(Superoxide dismutase)とは生体内の活性酸素を除去する酵素で、例えば脳や心臓のマンガンSod遺伝子が働かないようにしたノックアウトマウスを用いた試験では重篤な機能障害が発生します※1。また、Sod1が欠損すると、肌の表皮(epidermis)と真皮(dermis)が萎縮し、コラーゲン生成遺伝子のCol1a1などの活性が低下し、老化を促進するp53遺伝子などの活性が増加します※2。

なおp53遺伝子は癌の抑制効果がある遺伝子として知られていますが、マウスを用いた試験でp53を活性化させたところ、癌の発生は抑制しましたが、老化を促進することが明らかになっています※3。

Sod1のノックアウト(Sod1-/-)マウスを用いた試験では、通常マウスに比べてSod1-/-マウスでは皮膚、表皮、真皮の厚みが有意に薄くなりますが、メリンジョエキス(MSE)を摂取すると皮膚と真皮の厚みが通常マウス並みまで有意に回復し厚くなりました※2。

論文中の皮膚の厚み画像 9.抗酸化とグネチンC
論文中の皮膚の厚みグラフ 9.抗酸化とグネチンC

引用論文:Oxida. Medi. & Cellular Long. ID:391075 (2015)

同様にSod1-/-マウスではコラーゲン生成遺伝子のCol1a1も活性が低下しますが、メリンジョエキスの摂取で有意に増加し通常マウス並みに回復しました。p53はSod1-/-マウスで有意に増加しますが、メリンジョエキスの摂取により有意に低下し、通常マウス並みに改善しました※2。

同試験にて血中の脂質酸化マーカーである8-イソプロスタン、骨髄細胞の活性酸素を測定したところ、通常マウスに対してSod1-/-マウスでは有意に増加しますが、メリンジョエキスの摂取により有意に低下しました※2。

論文中のコラーゲン生成遺伝子活性化グラフ 9.抗酸化とグネチンC

引用論文:Oxida. Medi. & Cellular Long. ID:391075 (2015)

※1 Geriatrics & Gerontology International, 10, S70–S79, (2010)
※2 Oxida. Medi. & Cellular Long. ID:391075 (2015)
※3 Nature 415, 45-53, (2002)

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作成日:2021年11月12日