メリンジョ由来のグネチンCは、高脂肪食マウスにおいて脂肪組織と肝臓への二重作用を介して代謝バランスを回復させる
メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。
■学術ジャーナル
Scientific Reports 15, 41801 (2025)
■論文公開日
2025.11.25
■概要
代謝健康、特に肥満時の脂肪組織-肝臓機能障害においては多臓器調節が基盤となっています。これまでの知見によってメリンジョ種子エキスが代謝障害の有望な調節因子として同定されていますが、その活性成分は不明でした。メリンジョ由来のトランスレスベラトロール二量体であるグネチンCが主要因子と考えられるものの、その直接的な代謝作用は不明のままでした。本研究で高脂肪食を摂取したマウスにグネチンCを与えたところ、アディポネクチンの多量体化促進により体重と空腹時血糖値が有意に改善しました。脂肪組織においてグネチンCはPPARγ-DsbA-L経路を亢進させることでアディポネクチンの多量体化を直接促進して脂肪蓄積を抑制すると同時に、肝臓のSirt1を調節してFGF21産生増加に寄与する可能性があります。肝細胞におけるFgfr1および脂肪細胞におけるβKlothoの上昇が示唆するこのパラクリンFGF21シグナル伝達は、アディポネクチンの多量体化をさらに増強します。これらの知見は肥満コントロールにおける多組織アプローチの重要性を強調するとともに、グネチンCを統合的治療候補として位置づけ、高脂肪食を摂取したマウスにおいて脂肪組織と肝臓への二重作用を介した代謝バランスの回復を可能があります。
素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。