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ヘルスケア

機能性天然食品素材

9.抗酸化とグネチンC

②メリンジョの抗酸化効果

体内での滞留時間が長いグネチンC 3.グネチンCの吸収と代謝

メリンジョはポリフェノールを豊富に含んでいるため、抗酸化能を有しています。DPPHラジカル消去活性を用いて抗酸化能を測定したところ、ビタミンE(α-トコフェロール)は30分後には反応してすぐに抗酸化能を失いましたが、メリンジョエキスは電子をゆっくりと放出することで5時間後でも抗酸化能を発揮しました。ビタミンEに比べてより長く抗酸化能を持続することを示しています※1。

メリンジョエキスの抗酸化グラフ 9.抗酸化とグネチンC

またヒト試験でも抗酸化能を測定したところ、血中の抗酸化能が増加していました。健康な男女5人にグネチンC相当量で262㎎/日のメリンジョエキスを28日間摂取すると、摂取前後で有意に抗酸化能が増加し、摂取をやめると徐々に抗酸化能が低下していました※2。

同ヒト試験では尿中の8-OHdGも測定しています。摂取後14日間のデータということもあり有意差はついていませんがメリンジョエキス摂取群は減少傾向を示しており、抗酸化能が増加している可能性があります※2。

別のラットを用いた試験では、コントロール群(C群)、結紮(糸で歯を縛る)により誘発させた歯周病誘発群(P群)、歯周病誘発+メリンジョエキス(P+R群)の3グループに各6匹と分けて3週間飼育、メリンジョエキスの投与量は経口投与にて10mg/kgとし、尿中の8-OHdGを分析した結果、10日後、20日後にはC群に対してP群は有意に増加しましたが、メリンジョエキスを摂取したP+R群は、C群およびP群に対して有意に減少しC群と同程度まで改善しました※3。

8-OHdGとは、生体内の酸化ストレスマーカーのひとつです。DNAが酸化により損傷し、修復する過程で8-OHdG(8-ヒドロキシデオキシグアノシン)として尿中に排出して体外に出てくるようになります。この8-OHdGが尿中に多いと酸化ストレスが多いということになります。8-OHdGは、日本疲労学会定める抗疲労臨床評価ガイドラインにも酸化ストレスの評価方法として記載されています※4。

※1 J. Agri. Food Chem. 57, 2544-2549 (2009)
※2 Integr. Mol. Med. 2, (6) 405-413 (2015)
※3 Free Rad. Bio. & Med. 75, 222-229 (2014)
※4 日本疲労学会

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作成日:2021年11月12日