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6.腸内細菌とグネチンC

⑤ヤセ菌 アッカーマンシア・ムシニフィラ

ムチン層の薄化による細菌侵入イメージ図 6.腸内細菌とグネチンC

イメージ図
※この図は胃のムチン層が薄くなっている場合のピロリ菌の感染のイラストですが、
大腸においてはムチン層が十分あればアッカーマンシア・ムシニフィラは
その中で生存できます。

近年注目されている細菌のひとつに、アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)と呼ばれる腸内細菌がいます。この菌は腸内のムチン層にのみ存在するいわゆるヤセ菌の1種で肥満者の腸内にはあまり存在せず、やせ型の人の腸内に多く存在します。フランスのピティエ・サルペトリエール病院で行われた肥満者を対象にしたヒト試験では、アッカーマンシア・ムシニフィラが多い群は空腹時血糖値、インスリン値、体脂肪率がもっとも改善され、腸内細菌叢の多様性も増加しました※1。

アッカーマンシア・ムシニフィラは、ムチンのみを栄養源としているため、ムチンなしには存在できません。③腸内細菌の代謝物「酪酸」でも記載しているとおり、ムチンは腸管内側の粘膜表面で粘液層を形成しバリア機能を有するため、アッカーマンシア・ムシニフィラが存在している腸とは、ムチンによるバリア機能がしっかりと働いていると捉えることもできます。そのためこの菌の存在自体が、腸内環境がどのようになっているかを知るためのひとつのマーカーとして捉えることも、これから先の研究次第でありえると考えられます。

メリンジョエキスは、大腸内のアッカーマンシア・ムシニフィラを増やす効果があります。マウスを3つの群(普通食群、高脂肪食群、試験食群(高脂肪食+メリンジョエキス0.5%群))に分けて、各群の糞を用いて腸内細菌叢の解析を行ったところ、普通食群および高脂肪食群では0.0%および0.2%だったウエルコミクロビウム門が、試験食群では41.8%と大幅に増加しました。このウエルコミクロビウム門の菌種がアッカーマンシア・ムシニフィラでした※2。

粘液層であるムチン層は、胃では全体を厚く覆っており、小腸では薄くなりますが、大腸になると再び厚みを増して、その厚みはヒトでは数百μmから1㎜になると言われています※3。

普通食群 高脂肪食群 試験食群
ウエルコミクロビウム門 0.0% 0.2% 41.8%

出典元:特許 国際公開番号WO/ 2020/071541 A1

※1 Gut 65, 426–436 (2016)
※2 特許 国際公開番号WO/ 2020/071541 A1
※3 化学と生物 54, (12) (2016)

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作成日:2021年8月8日