1. HOME
  2. ニュース/学術
  3. グネチンCがガンその他の疾患に与える影響:現時点で何が分かっているのか?

NEWS/EVIDENCE

ニュース/学術

メリンジョ

グネチンCがガンその他の疾患に与える影響:現時点で何が分かっているのか?

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Gnetin C in Cancer and Other Diseases: What Do We Know So Far?

■学術ジャーナル
Nutrients 17, 863 (2025)

■論文公開日
2025.2.28

■概要
スチルベンは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用など、複数の薬理学的効果を有する天然のポリフェノールの一種です。主にレスベラトロールとプテロスチルベンが代表的である単量体のスチルベンは、過去20年間で集中的に研究されてきましたが、より強力なニュートラシューティカルズとしての可能性を秘めるオリゴマー化合物については、圧倒的に研究が不足しています。本総論は、レスベラトロール二量体であるグネチンCの抗がん作用を含む有益な薬理学的効果に関して、今日明らかになっているすべての文献を整理することが目的です。グネチンCは単一化合物としてまたはメリンジョ種子エキス成分として、細胞モデルにおける有益な効果が示されていますが、in vivo前臨床研究は依然として不足しています。ただし前立腺がんに関しては、異種移植モデルおよびトランスジェニックマウスを含むさまざまな動物モデルが使用され、グネチンCがレスベラトロールとその単量体アナログよりも強力な抗炎症作用と抗がん作用を示すことが評価されています。グネチンCの安全性は既に健康なボランティアで確認されているため、臨床試験において前立腺がんの化学予防、早期介入、治療における有効性を評価することは理に適っています。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

インドネシア原産の樹木”メリンジョ”

最新記事