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ジャワしょうが

バングレ(ジャワしょうが)根茎エキスは認知機能改善に関連する海馬の神経新生を促進する: ケーススタディ

東南アジアに自生するジャワしょうが

ジャワしょうが(バングレ)由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Bangle Rhizome Extract Promotes Hippocampal Neurogenesis Associated with Improved Cognitive Functions: A Case Study

■学術ジャーナル
Biomed J Sci & Tech Res 52, (5) (2023)

■論文公開日
2023.9.13

■概要
バングレ(ジャワしょうが)根茎エキスは、ヒト神経幹細胞の神経新生を促進し、老化モデルマウスの空間学習記憶を改善します。今回のケーススタディでは、軽度の記憶障害を有する53歳女性患者にバングレ根茎エキスを6週間投与しました。バングレ根茎エキス摂取前後で認知機能、P300脳波、MRI信号を調べました。バングレ根茎エキス摂取後に海馬の神経新生と関連して空間記憶、ワーキングメモリー、注意力、反応時間が改善しました。脳波記録では、神経結合の増加による電気的異常の改善がみられ、注意と視覚的空間記憶テストにおける脳波反応の増強が確認されました。MRIの結果からは、バングレ根茎エキス摂取後に海馬の断片化した組織の融合が認められましたが、これは海馬の再生過程で観察される形態学的変化を表しています。これはバングレ根茎エキスが海馬の神経新生と再生を促進し、認知機能の改善をもたらしたという初めての臨床例報告となります。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

”ジャワしょうが” バングレと呼ばれる東南アジアの在来種 

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