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メリンジョ

レスベラトロール誘導体を豊富に含むメリンジョ種子エキスはSod1欠損マウスの皮膚萎縮を抑制する

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Resveratrol derivative-rich melinjo seed extract 1 attenuates skin atrophy in Sod1-deficient mice

■学術ジャーナル
Oxida. Medi. & Cellular Long. ID:391075, (2015)

■論文公開日
2015.6.9

■概要
酸化還元の不均衡によって引き起こされる酸化ダメージは、細胞や組織の加齢に伴う変化を引き起こす。スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)酵素は、抗酸化システムにおいて極めて重要な役割を担っており、スーパーオキシドラジカル(O2-)を触媒する働きもあります。SOD1の損失はマウスの組織のいくつかのタイプで老化に似た表現型をもたらすので、SOD1は組織の恒常性(ホメオスタシス)維持に必須です。メリンジョ(Gnetum gnemon Linn)種子エキスは、t-レスベラトロールおよびグネチンC、グネモノシドA、グネモノシドDなどのレスベラトロール誘導体を含んでおり、メリンジョ種子エキス摂取による有害事象はヒト試験でも確認されていません。本研究ではマウスを用い、加齢に伴う皮膚病変に対するメリンジョ種子エキスの保護効果について調査しました。メリンジョ種子エキスおよびt-レスベラトロールの摂取により、Sod1-/-マウスにおいて酸化ダメージ増加に起因する皮膚の菲薄化(ひはくか:皮膚が薄くなること)は回復し、また皮膚組織においてCol1a1とp53の遺伝子発現は正常化し、Sirt1の遺伝子発現は増加しました。In vitro試験の結果、t-レスベラトロールがSod1-/-線維芽細胞の生存率を有意に促進することが明らかになりました。これらの発見は、メリンジョ種子エキス中のt-レスベラトロールがin vivoおよびin vitroで内在性のスーパーオキシドの発生を安定的に抑制し、皮膚の損傷を保護することを明らかにしました。t-レスベラトロール誘導体が豊富なメリンジョ種子エキスは、酸化ダメージによって引き起こされる老化に伴う皮膚疾患の治療に効果的な食品になる可能性があります。

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