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メリンジョ

メリンジョ(Gnetum gnemon L.)種子エキスのヒトおよびマウス腫瘍モデル(in vitro)および大腸-26腫瘍保有マウス(in vivo)での抗腫瘍活性

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Antitumor activity of melinjo (Gnetum gnemon L.) seed extract in human and murine tumor models in vitro and in a colon-26 tumor-bearing mouse model in vivo

■学術ジャーナル
Cancer Medicine 4, (11) (2015)

■論文公開日
2015.9.26

■概要
メリンジョ種子エキスとその有効成分でレスベラトロール2量体であるグネチンCは、幅広い薬理活性を有することが明らかにされています。本研究では、in vitroのヒトおよびマウス腫瘍細胞培養モデルを用いて、メリンジョ種子エキスとグネチンCの抗腫瘍活性を調査しました。グネチンCの抗腫瘍活性は、スチルベノイド系ポリフェノールであるt-レスベラトロールと比較しました。その結果、臨床的に達成可能な濃度のメリンジョ種子エキスとグネチンCは、正常細胞への影響を与えることなく、膵臓、前立腺、乳房および結腸がんの細胞型の増殖を有意に阻害しました(P < 0.05)。さらにグネチンCは、t-レスベラトロールよりも高い抗腫瘍活性を示しました(P < 0.05)。メリンジョ種子エキスとグネチンCは、すべてのがん細胞でアポトーシスを有意に誘導したことは、メリンジョ種子エキスとグネチンCがアポトーシスを誘導することによってがん細胞の増殖を抑制することが示唆されました(P < 0.001)。我々の発見は、メリンジョ種子エキスがカスパーゼ-3/7依存性および非依存性の作用機序でがん細胞のアポトーシスを誘導する可能性があるという証拠になります。しかしグネチンCは、少なくとも部分的にはカスパーゼ3/7依存性経路を活性化することによって、がん細胞の初期および後期のアポトーシスを誘導する可能性があります。さらに、in vitroで観察されたメリンジョ種子エキスの抗腫瘍効果を広く利用されている大腸-26腫瘍保有マウスモデルでも検証しました。メリンジョ種子エキスを50および100 mg/kg/日で経口投与すると、大腸-26腫瘍を有するBALB/cマウスの腫瘍増殖、腫瘍内血管新生および肝転移が有意に抑制されました(P < 0.05)。結論として我々の発見は、メリンジョ種子エキスとグネチンCは強力な抗腫瘍活性を有するという証拠を示唆するものでありました。最も重要なことは、メリンジョ種子エキスが大腸-26腫瘍を有するマウスにおいて、腫瘍増殖、腫瘍内血管新生および肝転移を阻害することを今回初めて示したことです。

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