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ジャワしょうが

ジャワしょうが(Zingiber purpureum)エキスおよび低強度運動による高脂肪食摂取ラットの骨格筋におけるmTORリン酸化およびオートファジーフラックスに対する影響

東南アジアに自生するジャワしょうが

ジャワしょうが(バングレ)由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Effect of Bangle (Zingiber purpureum) extract and low-intensity exercise on mTOR phosphorylation and autophagy flux in skeletal muscles of rats on a high-fat diet

■学術ジャーナル
Journal of Functional Food 47, 554-561 (2018)

■論文公開日
2018.6.23

■概要
高脂肪食はインスリン感受性の障害と関連しています。我々は高脂肪食ラットの腓腹筋におけるAktおよびmTORのリン酸化、ならびにオートファジーフラックスに対するジャワしょうがエキスと運動トレーニングの効果について検討しました。ラットにはエネルギーの45%を脂肪から摂取する飼料を与え、高脂肪食群(HFD)、1.5%ジャワしょうがエキス群(HFD+Ba)、1.5%ジャワしょうがエキス+運動群(HFD+Ba+Ex)、および運動群(HFD+Ex)の4グループに分けました。対照群には通常食を与えました。HFD+Ba+Ex群では、インスリン抵抗性指数の恒常性モデル評価値および遊離脂肪酸濃度が低下しました。HFD+Ba+Ex群ではHFD群に比べ、リン酸化したAktおよびmTORレベルが低下し、オートファジーフラックスのマーカーであるLC3B-IIおよびベクリン1のレベルが上昇しました。結論として、ジャワしょうがエキスと運動の併用は、腓腹筋におけるAkt/mTORリン酸化およびオートファジーフラックスを調節し、高脂肪食によって誘導されるインスリン抵抗性を減弱させる可能性があることが示されました。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

”ジャワしょうが” バングレと呼ばれる東南アジアの在来種 

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