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ジャワしょうが

バングレ (Zingiber purpureum Rosc.) 根茎エキスの安全性評価:ラットにおける急性期および亜急性試験とヒト臨床試験

東南アジアに自生するジャワしょうが

ジャワしょうが(バングレ)由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Safety Assessment of Bangle (Zingiber purpureum Rosc.) Rhizome Extract: Acute and Chronic Studies in Rats and Clinical Studies in Human

■学術ジャーナル
ACS Omega 3, (11) 15879−15889 (2018)

■論文公開日
2018.11.21

■概要
バングレ(ジャワしょうが)(Zingiber purpureum Rosc.)根茎エキス(BRE)はフェニルブテノイド二量体(バングレン)を含み、バングレンは神経栄養効果を発揮し、マウスの海馬ニューロンの再生に潜在的能力を有しています。ジャワしょうがエキス粉末の急性および亜急性経口毒性をSprague-Dawley(SD)ラットを用いて評価しました。単回経口投与試験において、ジャワしょうがエキス粉末の最小致死量は2000 mg/kg(内ジャワしょうがエキスを534㎎含有)以上と推定された。また90日間経口投与試験において、ジャワしょうがエキス粉末1000㎎/kg/day(内ジャワしょうがエキスを267㎎含有)は無毒性量(NOAEL)であった。ジャワしょうがエキス錠のヒトにおける4週間の臨床試験では、ジャワしょうがエキス粉末850 mg/人/日(ジャワしょうがエキス 227mg/人/日)以内のジャワしょうがエキス錠の摂取は、少なくとも1カ月間、通常の方法であれば安全であることが示唆されました。ジャワしょうがエキス錠(ジャワしょうがエキス227mg)摂取後のcis-およびtrans-(E)-3-(3,4-dimethoxyphenyl)-4-[(E)-3,4-dimethoxystyryl]cyclohex-1-enes(c-およびt-バングレン)のCmax(最高血中濃度),tmax(最高血中濃度に到達した時間)およびAUC(血中濃度ー時間曲線下面積)を算出した結果、ジャワしょうがエキス錠(ジャワしょうがエキス227mg)摂取後のそれぞれ17.73および22.61 ng/mL、1.8および1.8時間および71.47および95.53 ng/mL/hとなりました。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

”ジャワしょうが” バングレと呼ばれる東南アジアの在来種 

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