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ジャワしょうが

海馬におけるLPS誘発神経細胞欠損とアストロサイト活性化に対するジャワしょうがエキスの神経保護効果

東南アジアに自生するジャワしょうが

ジャワしょうが(バングレ)由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
The Neuroprotective Effect of Zingiber cassumunar Roxb. Extract on LPS-Induced Neuronal Cell Loss and Astroglial Activation within the Hippocampus

■学術ジャーナル
Bio. Med. Research International Article ID 4259316 (2020)

■論文公開日
2020.5.27

■概要
リポ多糖(LPS)の全身投与はアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の発症に重要な役割を果たす神経炎症を誘導することが知られています。本研究ではLPSによって誘発された海馬における神経細胞の損失およびアストロサイトのグリア線維性酸性タンパク質(GFAP)の増加に対するジャワしょうが(Zingiber cassumunar:タイ語でPhlai)の保護効果を明らかにすることを目的としました。ウィスター系雄性成体ラットにLPS(250μg/kg/i.p.)を単回注射する前に、ジャワしょうがエキスをいくつかの濃度(50、100、200mg/kg 体重)で14日間経口投与しました。その結果、LPSを投与した動物は海馬において神経細胞の欠損とアストロサイトの活性化を示し、炎症性サイトカインであるインターロイキン1β(IL-1β)の増加もみられました。ジャワしょうがの摂取により海馬における神経細胞の欠損は顕著に減少しました。さらにジャワしょうがエキスを200mg/kg 体重の濃度で経口投与すると、海馬におけるGFAPおよびIL-1βの発現を低下させることにより、炎症反応を有意に抑制しました。これらのことより、ジャワしょうがエキスは神経炎症に伴う脳障害における神経保護素材として有用である可能性が示唆されました。しかし有効成分の同定や神経保護作用のメカニズムを検証するためにはさらなる研究が必要になります。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

”ジャワしょうが” バングレと呼ばれる東南アジアの在来種 

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