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メリンジョ

メリンジョ(Gnetum gnemon L.)の果実由来スチルベノイド類がマウス由来パイエル板細胞のサイトカイン産生を調節する

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Stilbenoids from the Melinjo(Gnetum gnemon L.) Fruit Modulate Cytokine Production in Murine Peyer’s Cells Ex Vivo

■学術ジャーナル
Planta. Med.77, (10) 1027-1034 (2011)

■論文公開日
2011.1.25

■概要
メリンジョは東南アジアで食品として利用されている。メリンジョによる回腸の免疫反応への制御作用の有無を調べるために、メタノール抽出メリンジョエキスを経口投与したマウス由来のパイエル板(Peyer’s patch)細胞を培養し、インターロイキン-2(IL-2)、IL-4、IL-5、インターフェロン-γ(IFN-γ)の産生量を測定した。50%エタノール抽出メリンジョエキスを100mg/kg/dayで経口投与したところ、コンカナバリンA刺激にかかわらずTh1サイトカインであるIL-2とIFN-γの産生が有意に促進されたが、Th2サイトカインであるIL-4とIL-5の産生には影響がなかった。メリンジョエキスの酢酸エチル画分から、7つの有効成分と2つの新規スチルベノイドを分離した。新規スチルベングルコシドであるグネモノシド LおよびグネモノシドM の構造は、1次元および2次元のNMRおよびMS分析により決定された。5つの既知のスチルベノイドは、レスベラトロール、イソラポンチゲニン、グネモノシドD、グネチンC、グネチンEであった。これらの試験した化合物のうち、新規スチルベノイドであるグネモノシドMのみが10mg/kg/dayで培養したパイエル板細胞においてTh1サイトカイン産生を強く促進した。以上の結果から、メリンジョエキスおよびメリンジョ由来活性成分のグネモノシドMは、回腸粘膜におけるT細胞依存性の免疫反応を増強することが示唆されました。

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