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メリンジョ

レスベラトロール誘導体が豊富なメリンジョ(Gnetum gnemon L.)種子エキスは血管新生に関連する複数の内皮細胞の機能及び腫瘍の血管新生を抑制する

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Resveratrol derivative-rich melinjo (Gnetum gnemon L.) seed extract suppresses multiple angiogenesis-related endothelial cell functions and tumor angiogenesis

■学術ジャーナル
Mol. Nutr. Food 55, (11) 1730-1734 (2011)

■論文公開日
2011.9.21

■概要
血管新生はがんの予防と治療のための有望なターゲットです。本研究では、メリンジョ種子エキスとそのレスベラトロール誘導体成分であるグネチンC、グネチンL、グネモノシドA、グネモノシドC、グネモノシドDの血管新生阻害効果を明らかにすることを目的とした。エタノールを用いたメリンジョ種子エキスと2つのグネチンは、血管内皮増殖因子と塩基性線維芽細胞増殖因子で刺激したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)の増殖とチューブ形成を顕著に阻害した。グネチンCとグネチンLの抑制効果はレスベラトロールよりもはるかに強かった。グネモノシドCおよびグネモノシドDは増殖のみを抑制し、グネモノシドAは2つの内皮細胞の機能にほとんど影響を与えなかった。またメリンジョ種子エキスとグネチンCは、チューブ形成したHUVECの細胞生存率を低下させると同時にERK1/2を不活性化させ、HUVECの移動を抑制した。さらにメリンジョ種子エキスの摂取により、マウス背側気嚢アッセイにおける腫瘍の血管新生が有意に抑制された。以上のことから、メリンジョ種子エキスおよびそのレスベラトロール誘導体、特にグネチンCは、血管新生に関連する複数の内皮細胞の機能および腫瘍の血管新生を抑制することがわかり、メリンジョ種子エキスおよび天然のレスベラトロール誘導体が、がんの予防および治療に有用であることが示唆された。

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