レスベラトロールおよびその誘導体の神経保護作用-アルツハイマー病発症の潜在的機序への影響
メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。
■学術ジャーナル
Int. J. Mol. Sci. 21, (8) 2749 (2020)
■論文公開日
2020.4.15
■概要
アルツハイマー病の有効な治療法がないことが研究者の課題となりつつあり、より良い治療法を模索し開発する試みが数多く行われています。病気の発症につながる神経変性カスケードのいくつかのルートに影響を与える化合物が特に注目されています。そのような物質の一例がレスベラトロールとその合成および天然誘導体であり、近年アルツハイマー病治療の新たな選択肢となる可能性があるとして注目を集めています。本稿では神経保護におけるレスベラトロールの役割に関する最新の証拠を提示し、研究結果をまとめ、アルツハイマー病の治療におけるレスベラトロールおよびその誘導体の重要性を主張しています。また今後のアルツハイマー病に対する薬剤の研究設計において考慮すべき、レスベラトロール分子の様々な派生型にも焦点を当てています。
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