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ニュース/学術

メリンジョ

食事と前立腺がんの発生・進行・縮小

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Dietary Factors and Prostate Cancer Development, Progression, and Reduction

■学術ジャーナル
Nutrients, 13(2), 496 (2021)

■論文公開日
2021.2.3

■概要
症例数が絶えず増加していることから、前立腺がんは現代社会が抱える最も重要な健康問題の一つとなっています。この総説では前立腺がんの病因と発症における栄養素と食材の摂取の役割について、潜在的な作用機序を含めて現在の知見を紹介します。世界中で実施された臨床および疫学研究のみでなくいくつかのin vivoおよびin vitroの実験室での実験結果も網羅しています。これらの研究結果は、栄養素と食品の両方ともが前立腺がんの病因と予防に影響を与えることを明確に示しています。特定の栄養素(飽和脂肪酸、トランス脂肪酸)や食品(加工肉製品など)の摂取は、前立腺ホルモン調節の乱れ、酸化ストレスや炎症の誘発、成長因子シグナル伝達や脂質代謝の変化などを引き起こし、これらはすべて前立腺がんの発生を推進します。一方、野菜、果物、魚、全粒粉製品の高摂取は、保護および治療効果を発揮します。フラボノイド、スチルベン、リコピンなどの成分には、特別な生物活性機能があります。栄養素と食事パターンの影響は、前立腺がんの発症と予防においてコントロール可能な危険因子であるため、個々の食品成分の有益性と有害性を認識することは、前立腺がんに対する世界戦略において非常に重要です。

 

素材に関する説明は、下記のページにてご覧頂けます。紹介動画もご用意していますので、ぜひご覧ください。

インドネシア原産の樹木”メリンジョ”

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