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EVIDENCE

学術情報

メリンジョ(Gnetum gnemon)由来のレスベラトロール二量体であるグネチンCのチロシナーゼ活性およびメラニン生合成の抑制効果

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分のグネチンCに関する生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
Inhibitory Effect of Gnetin C, a Resveratrol Dimer from Melinjo (Gnetum gnemon), on Tyrosinase Activity and Melanin Biosynthesis

■学術ジャーナル
Biol. Pharm. Bull. 35, (6) 993-996 (2012)

■論文公開日
2012.6.1

■概要
チロシナーゼとはメラニン生成に関わる重要な酵素です。本研究の目的は、メリンジョ(Gnetum gnemon)種子から単離されたレスベラトロール二量体であるグネチンCのマウスB16細胞におけるチロシナーゼ活性およびメラニン生合成に対するin vitroでの抑制効果を調べることでした。グネチンCとレスベラトロールは、細胞内のチロシナーゼとメラニン生合成に対してほぼ同等の抑制活性を示しました。グネチンCのチロシナーゼおよびメラニン生合成に対するIC50値は、それぞれ7.0および7.6μMであったのに対し、レスベラトロールのIC50値はそれぞれ7.2および7.3μMでした。これらの結果から、グネチンCはレスベラトロールと同様にチロシナーゼを阻害することでメラニン生成を抑制し、新たな美白成分として機能する可能性が示唆されました。ところが、マウスのチロシナーゼ活性に対するグネチンCとレスベラトロールの直接的な効果は同等ではありませんでした。レスベラトロールのIC50値は10.1µMであったのに対し、グネチンCは16µMで25.2%の酵素抑制効果しか示しませんでした。またIC25値はグネチンCで15.5μM、レスベラトロールで4.0μMでした。したがって、グネチンCの効果はチロシナーゼ活性の直接的な抑制とは違うメカニズムによるものであることが示唆されました。

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