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メリンジョ

グネチンCによるmTOR経路とMAPK経路の同時阻害は、急性骨髄性白血病のアポトーシスを誘導する

メリンジョ(Melinjo)

メリンジョ由来成分の生理活性に関する論文について紹介します。

■タイトル
The simultaneous inhibition of the mTOR and MAPK pathways with Gnetin-C induces apoptosis in acute myeloid leukemia

■学術ジャーナル
Cancer Letters 400, 127-136 (2017)

■論文公開日
2017.4.26

■概要
急性骨髄性白血病(AML)はしばしば再発や予後不良を伴う臨床的に不安定な疾患です。様々なサブタイプの中でも、単染色体核型を持つAML(AML-MK)は極めて予後不良です。我々はAML-MK核型を持つ原発性白血病細胞に対してアポトーシスを誘導することができる抗腫瘍化合物のスクリーニングを行い、AML-MK核型を持つ患者を含む様々な細胞遺伝子異常を持つ患者のAML細胞に対して強力な抗腫瘍活性を持つ天然由来のスチルベン、グネチンCを見出しました。グネチンCは白血病細胞の生存に不可欠なシグナルであるERK1/2とAKT/mTOR経路を同時に阻害します。グネチンCと低用量の化学治療薬の併用は、AML細胞に対して相乗的な抗腫瘍効果をもたらしました。ヒト白血病を導入した免疫不全マウスモデルにおいて、グネチンCは白血病の形成を抑制し、白血病細胞を消し去り、生存率を向上させました。これらの発見はグネチンCがAMLにおいて抗腫瘍活性を有することを示唆しており、AMLにおける2つの異なる経路を遮断する治療の可能性を支持することを示しています。

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